2006年 05月 02日
サッシ打ち合せ
街は連休モードのさなか、我が事務所はカレンダー通りの稼働となっています。
今日は午後、W建設の担当者Sさんとサッシ担当のMさんが事務所に来てくれてA HOUSEのサッシの打ち合わせがありました。
内部外部がコンクリート打ち放しの建物にとってサッシの納まりは全体の仕上がりを左右する非常に大切な部分で、サッシ回りをみればその建物の設計者の技量がわかってしまうといってもいいくらい重要な部分なのです。
長年コンクリート打ち放しの建物をつくり続けているぼくの事務所にはいろいろなノウハウの蓄積はあるのですが、実際の工事は請け負ってくれた施工会社にゆだねなければなりません。
そこで事前の細かい打ち合わせが必要となってくるのです。
幸い今回のサッシ担当のMさんはもう何回も当方の設計なる建物を経験してくれているのでぼくが何を望んでいるかと言うことを素早く的確に理解してくれ話が早くたいへん助かります。
基本的に既成寸法サッシは使用しませんのでサッシの最初の打ち合わせに際しては必ずこちらから全ての開口部の2分の1の施工図を作成して提供します。
そしてその案にもとづいてサッシ屋さんが製作のプロとしていろいろと検討し、原寸で図面を起こしてきて再度両者で検討し、当方の承認の上、製作となるわけです。ですからそれだけでも初回の打ち合わせから1か月半から2か月かかってしまいます。
たかが1軒の住宅ですが、それほどエネルギーをかけているということなのですね。
サッシ納まりが決まってはじめてコンクリート躯体の形状が決定し躯体図が書けるわけです。
連休明けには1階部分の壁配筋がはじまり、いよいよ型枠工事に入っていくので気の抜けない監理
となっていきます。
その緊張感もコンクリート打ち放しの現場のいいところなのですが、、、。
現場の方々にはいろいろ苦労をおかけしますがヨロシクです。
小さくても家を建てよう!と結婚当初から家づくりの本を買ったり、テレビ番組を見たりしていました。その時、気に入った家2軒が偶然にも細谷さんの設計だったことから、気になってHPを見ていた者です。
ブログが立ち上がった時、変な書き込み攻撃受けていたので続くかどうか心配していましたが、さすが細谷さん!安心しました。
一昨年、主人が病気のため10ヶ月の入院後、下肢が不自由になってしまい、家を建てるならエレベーターがないとだめかもしれない・・・と思っています。段差の問題や手すり・・・デザイン重視の私にとっては夢見ていた家づくりがとても不安になりましたが、このような家づくりに関するの裏話を聞いて相談できそうだということがわかり、少し不安が和らぎました。
まだ病気と戦わなくてはいけないので、夢の家づくりはまだ先になりそうですが、理想の我が家を手にするまで頑張ります!
コメントありがとうございます。
まったく知らない方々がボクに、もしくはボクの設計した建物に関心をもっていただきブログまで読んでいただけていることをたいへん嬉しくおもいます。
なんとかこのブログも開設して1か月になります。
さくらさんのように読んでくださりコメントまでいただけるとたいへん励みになります。頑張ります!
ぼくも12年前に脊髄腫瘍という大きな病気をいたしました。
詳しくは4日のブログに書きたいとおもいます。
どうかご主人と力をあわせて、闘病そして理想の家づくりを頑張ってください。