狭小住宅の地盤改良工事


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きょうは朝一番で大塚駅近くのI HOUSEの地盤改良工事の立ち会い検査に行ってきました。

先週末に地盤改良工事の1週圧縮試験が終わり、いよいよきょうから本格的な工事です。

前面道路は幅6メートルと狭く4トン車を止めて工事をするには通行止めにしなければなりません。そのうえそこは駅前商店街となっているため夕方4時までの工事時間の制限があります。

現場担当のTさんは事前に近隣の方々に説明しやっとのことで了解を得られたとのことです。

実際、現場にいってみるとかなりシビアな状況で工事をすすめていて4トン車をとめると残りのスペースは1メートルあまりしか残りません。そのトラックのまわりには地盤改良用の1メートル四方のセメント袋が山積みになっていました。

なんとかトラックとその袋の間をすり抜けて現場に立ち入ろうとすると今度は敷地入り口に直径2メートルほどのセメントとの撹拌用の水をためたプールが行く手をはばみます。

プールに落ちないようにカニ歩きでやっとのことで敷地内部に入れました。これを聞くと広い現場にきこえますがこの間わずか3メートルほどの行程です。

約5メートル四方の敷地の中ではやっとのことで入った重機がセメントミルクを注入しながら土の撹拌をしていました。

梅沢建築構造事務所のAさんと当方の担当Wと現場監督Tさんそしてぼくが立って打ち合わせをしているとその土地のアプローチ部分が完全に塞がってしまう狭さです。

きょうの様子では順調に進んでいるようで明日の午後にはこの工事は終わるとのこと、なんとか無事に終わることを祈るばかりでした。

帰りがけに梅沢構造事務所のAさんに聞いたら、ぼくの事務所の建物が梅沢構造事務所の最狭記録を更新しているとのこと、恐縮です。


Commented by nakagawa at 2006-06-03 17:35 x
細谷先生 何時も大変お世話になっております。 拝見させて頂きました。強烈に狭い土地ですね、工事の大変さが伺えます、20年前の私の家もこんな風でしたか?懐かしいです・・でも今は昔と違って狭小住宅と言う一つのカテゴリーが確立しブランドとして狭い家を自慢できるようになりましたね、(但し建築家が設計した前衛的な作品を狭小住宅と呼ぶ)と・私は思います。 また是非オープンハウスのご案内をお待ちしております。

Commented by いさおくん at 2006-06-05 01:15 x
もう20年前にぼくが設計したnakagawaさんの9坪の2世帯住宅はいまだに他に例をみません!
それにチャレンジし理解してくれたクライアント中川さんに感謝しています。
こんどI HOUSEのクライアントと会ってみてください。建築の話で盛り上がりそうですよ。

by hosoya_isao | 2006-05-29 18:51 | Comments(2)