2006年 10月 01日
A HOUSE引き渡し
きのうは午後からA HOUSEの引き渡しがありました。
昨年の春、Aさんから設計の依頼をうけ昨年末にW建設に施工が決まり、まず既存建物の解体から始まりました。
3月に地鎮祭をして着工、やく6か月の工期を経て完成させることができました。
先週のオープンハウスには予想以上に方々においでいただき、A HOUSEへの関心の多さをしりました。
コンクリート打ち放しの建物を多く手掛けている私ですが、コンクリート打ち放しの建物はどんなにりっぱな設計をしても、どんなに緻密な図面を描いても、結局はコンクリートをいかにうまく打つか、どれほど細かく気を使って一発勝負のコンクリート打設の現場をすすめるかということに大きなウェイトがかかっています。ですから木造や鉄骨造の現場とは違った緊張感を伴うのです。
今回のA HOUSEは、いままでいくつも施工を担当してくれたW建設でしたが現場担当のSは初めての手合わせ、正直、コンクリート打設完了までは多少の不安と緊張はありましたが担当のS、そして我が事務所の担当のYも頑張ってくれたおかげで、我ながら満足のいく仕上がりになりました。
きのうはその建物の鍵が施工会社からクライアントのAさんに渡される日、いままでは勝手に出入りしていた現場も明日からは、『ごめんください』と入らなければならないんですね。
完成した満足感と、これで自分の手を離れて行ってしまうという一抹の寂しさの入り交じった複雑な気持ちでもあります。
なにはともあれ、工事中には多々ご迷惑、ご心配をおかけしてしまったクライアントのAさんにはとても気に入っていただけたようで、私たちにとってはそれがなによりの喜びです。
Aさん、長いことたいへんお世話になりありがとうございました。
ひとつ終わって、また次の現場へ、、、。
各地の現場、現場でパフォーマンスを見せて歩く『旅芸人みたいだなーっ』などと思うきょうこの頃なのです。
まだまだ旅は続きます。飽きられないようにまた良い芸を仕込まなければ!!!
by hosoya_isao
| 2006-10-01 19:40
|
Comments(0)