恒例の製図会議


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きょうは午後から恒例のT大学建築学科の設計製図会議があり出席してきました。

いつもは池袋の明日館で行われる会議ですが今年はライフデザイン学部人間環境デザイン学科の校舎の見学も兼ねて朝霞キャンパスでの開催となりました。

毎年この時期に今年度の報告と来年度の設計教育についての方針についての議論がされます。

今年は会議に先だってK教授より改善すべきと思われる項目とよりよい設計製図教育にむけてのそれぞれの意見や提案をということで会議がスタートしました。

毎年問題になるのが在学中4年間で習得すべきこととはということ。

T大学建築学科を卒業しても物としての建築をどこまで理解できているか、基本的な平面図、立面図、断面図の読み描きがきちんとできているかというとになると、それはかなり怪しいと言わざるを得ません。

非常勤の先生方のなかにもいろいろな意見があり、図面の読み描きがそれほど重要ではないという意見もあり、意志統一はなかなかむずかしいというのが実情のようです。

ただ、ぼくの意見としては建築学科に入学したからには最低限の製図技法はマスターし建設中堅技術者としての知識は身につけて卒業して行って欲しいとおもいます。

もうすこし言えば、1級建築士の試験に有利な教育も考える必要があるのではないのでしょうか。なかには専門学校ではないという意見もありますが、建築製図技法や専門知識教育をおろそかにしていたらT大学の1級建築士合格率はどんどん低下していってしまうことでしょう。

果たしてT大学の卒業生で1級建築士をとる比率はどのくらいなのでしょうか。おそらく大学側でさえ把握していないということなのでしょうが。

高い授業料を払わせられる親の立場からしてみても、医学部では医師国家試験の合格率が問われるのと同様に、建築学科では1級建築士の合格率も大学選びの重要なポイントなのではないでしょうか。その試験を受ける受けないはおいておいて。

それが全てと言っている訳ではありません。建築は発想も大事、文章も大事、プレゼンテーションも大事なことはじゅうじゅうわかっています。

ただせめて大学の専門学科を卒業したらその専門知識だけは身につて社会に送り出す義務が大学にはあるとおもうのです。

それこそが少子化のなか、大学の生き残る方法にもおもうのですが、、、。

そして建築を学ぶ意欲のない学生が多くなって来たことを嘆く前に、大学のセールスポイントをつくり意欲のある学生、夢を追える学生を集めることが大切なようにおもいます。




夕刻まで熱い議論を交わし、そのあとはU先生設計の校舎見学。

そしてそのあとの懇親会では退任の先生、新任の先生の紹介がありました。

長い間建築学科で教鞭をとられていたUY教授が退任され朝霞の新学部に行かれるとのこと、長い間お世話になりありがとうございました。


by hosoya_isao | 2007-02-24 20:29 | Comments(0)