2007年 08月 24日
それって無謀な挑戦?
きょうは1000万円住宅の見積りが提出されました。
予想通りというよりも、予想を大幅に上回って金額が出て来てしまいました。
不動産屋の紹介の工務店の2000万円オーバーの見積りは論外として、普段付き合いのある信頼のおける施工会社2社は5割オーバーでほぼ同じ金額でした。
2割~3割のオーバーは覚悟していたのですが5割オーバーは想定外です。
早速見積り内容をチェックしてみました。
土台、柱、梁、桁すべての構造材を105角で統一した甲斐あって、大工手間と木材費で300万前後で出てきているのですが、やはり二つのデッキや床下クローゼット、デン、ロフトなど施工床面積が大きいということ、おのずと体積も大きくなり外装工事も増えてしまったということのよう。
そして設備機器もちゃんと1軒分あるということが予想以上の見積りオーバーになってしまった要因のようです。
反省すべきところは多々あるのですが、今回の設計ははじめから施主のOさんの了解のもと、予算1000万円で一軒の住宅がどこまで可能かという挑戦なのです。
ですから無理難題は承知の上です。
ただ、これからなんとかしてこの住宅を実現しなければなりません。
それが1000万円住宅を引き受けた設計者の責任です。
夜、クライアントのO夫妻が事務所に来てくれました。
見積書をみて、唖然!!!
5割オーバーは大きなショックです。
なんとか気を取り直してもらって、仕様変更の打ち合せとなりました。
もともと贅沢はしていない仕様なので、仕様変更といっても、これ以上やったら住めないでしょというくらいの厳しい仕様変更の話。
設計者としてもこころが傷む打ち合せです。
さぞかしOさん夫妻も辛いこととおもうのですが、意外と楽天的前向き夫婦、かなり厳しい仕様変更も受け入れていただけました。
まだまだ予算との開きはあって、これで請負契約がOKとは到底いかないとはおもいますが、とりあえず1回目の仕様変更リストを作成して来週再見積りを依頼することになりました。
先の見えない状況でまだなだ紆余曲折もあることでしょうが、前向きなOさん夫妻の夢の1000住宅実現のためにこの無謀な挑戦をしていきます!
まだまだ我が事務所の熱い夏の嵐は続きそう、、、。
これは、ツライですね。ぼくも、一度しか住宅設計の経験がありませんが、2倍の見積もりに真っ青になりました。同じように1000万の予算でしたが、結局は、1300万でなんとか竣工できました。
あの苦しみ、重圧は、はかりしれません。
Fの親分とのご活躍、遠く九州から、いちファンとして、応援しています。
ガンバってください!!
Fの弟子のMくんにはまだ一度もお会いしたことはありませんが、もと走り屋?で、とても頑張り屋とのお話はきいています。
まあ、ぼくはいまでもご承知のように?時々仕事もクルマも走り屋(暴走)やっちゃってますが~(笑)
1000万円住宅、今後の展開が大変不安でありながら、どこまで頑張れるか興味もあります。
他人のお金で自分が蒔いた種、ちゃんと収穫までもっていかないといけないですよね。
頑張ります!