N君の学外研修終了!

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きょうは朝一番でF HOUSEクライアントのFさんに事務所へおいでいただき、打ち合わせがありました。

見積もりが提出されて、初めての打ち合わせです。
予算をオーバーしてしまい、これからどうしていくかという重要な内容でしたが、きょうは、あえてオープンデスクにきているN君にもオブザーバーで参加してもらいました。
建築設計を進めていく上で、いろいろな関門が立ちはだかるものですが、必ずといっていいほどぶち当たるのがこの見積もりオーバー。

大学での設計課題は机上での設計、学生はまったくお金のことは考える必要はありません。
しかし、実務の世界では着工するにはまずお金といっても過言ではありません。

クライアントのFさん、担当のY君、そしてぼくの真剣な打ち合わせ。
Y「これをやめたら○○万円、あれをこれに変えたら○○万円下がります。」
F「あれはいいですけど、これは譲れません、これだけはなんとか、、、、。」
Y「外壁の撥水材はやめときましょう、、。」
F「10年後の改修のときにやりますか~、、、」

このようなやり取りをしながら、設計変更、仕様変更を提案し、工事費を減額していく作業です。
理想の設計プランを見てから、こんどは夢がどんどん削りとられていくこの作業はクライアントにとっても、設計者にとってもつらい作業です。
ただ、ひとついえることは、この作業は設計時にクライアントが要求していることが本当に必要なものかどうかということが明確になってくるということ。
本当に必要なものが残っていくことにより、建物の贅肉がとれて、設計コンセプトが明確になってくるということもいえるのです。

早速、各施工業者さんに今回の仕様変更を伝え来週末に再見積もりの提出をお願いすることにしました。


きょうでN君の学外研修が終了します。
2週間、毎日ご苦労様でした。
F HOUSEの模型をつくってもらったり、現場へいったり、かつて設計した店舗を見にいったり、我が事務所の経歴書を作成したり、そしてきょうはドロドロした打ち合わせを横の席で聞いたり、、、、。

きっと、良いこと、悪いこと?大学では経験できなかったことばかりだとおもいます。
これからのN君の建築人生で、我が事務所での経験が少しでも生かせてもらえたなら嬉しいです。
by hosoya_isao | 2008-08-12 18:11 | Comments(0)