暮れの墓参り

暮れの墓参り_a0394451_12352261.jpg

毎年、大晦日には我が家の墓と母の実家の墓にお参りすることにしているのですが、明日はいろいろとやることがあるので、時間をつくってきょう暮れの墓参りにいってきました。

母の実家の墓は新座市の平林寺にあります。
きょう30日の境内はきれいに掃除されお正月の準備は整ったようす、掃き清められた境内には人の気配はまったくなく、ピーンと張りつめた空気から心地よい緊張感のようなものを感じました。
こんな爽やかな状況で我が家も新年を迎えたいところですが、、、、なかなかね~。
明後日の元旦にはたくさんの参拝客で賑わうことでしょう。

母の実家の墓にお花と線香をあげてきました。
いまでも十分な親孝行が出来なかったことが悔やまれます。

帰り道、84年の母の人生について考えてみました。
果たして母の人生は幸せだったのか、、、。
そこそこの農家の次女に生まれ、なんの苦労もすることなく育ち、教員であった父と結婚し、専業主婦で5人の子供を育て上げた人生。

平凡にみえた人生ですが、きっときっと苦労はたくさんあったことでしょう。
それほど丈夫ではなかった自身のカラダ、子供たちの大きな病気、交通事故、そして長男の他界。
きっと辛いことはたくさんあった、、、でもほとんど辛さを表情に表さない、弱そうで実は強い母でした。
そんな母が晩年冗談まじりでよくいっていたことを思い出します。
「生まれ変わっても、お父さんがどういおうと、お父さんと結婚する」って。

母が幸せだったかどうかは母にしかわかりません、ただそんな母に育てられたボクは幸せでした。
by hosoya_isao | 2008-12-30 22:59 | Comments(0)