久々にご指名いただきましたが、、、、。

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先日、ひさびさに地元の消防組合から設計監理業務委託の入札指名をいただき、きょうスタッフに入札に行ってきてもらいました。

ボクは基本的に建築設計業務に関して、入札で設計事務所をきめること自体に反対なのですが、行政は入札という設計業者選定方法に関してなかなか改革をしてもらえません。
こちらとしても黙ってユビをくわえて見ているわけにも行かないので、その中に入って、いろいろと意見を述べていこうという姿勢に転換したのです。

ところが、このところ市役所の入札指名は、まったく声がかからなくなってしまいました。

2年前のある建物の入札で、役所の入札担当部署の方と入札時の提出書類について、考え方の相違で、役所担当者と当方と激しく意見を交わしたことがあったのですが、おそらくそれが原因で指名からははずされてしまっているのでしょうか、、、。

そのことについて話せば長くなるのですが、簡単に言えば、入札に必要な書類に入札書と内訳書と明記されていたにもかかわらず、入札書だけの設計事務所が落札したことにたいして当方が意見を申したという一件。
どんなに小規模な物件でも、入札となれば厳正に遂行していただかなければいけないのです。


きょうの消防の入札は、落札金額とは大きな開きがありすぎ、当事務所が落札をすることはできませんでした。
というより、当初からその金額で落札できるなどとは思ってもいなかったのですが、、、。

建物は消防団の車庫と会議室、その他水回りのある鉄骨造2階建てので工事予算が約2400万円の建物。
我が事務所はそれなりに努力をして240万円の設計料で1回目の入札に臨んだのですが、結果は80万円にも満たない金額で落札されたのです。
我が事務所の3分の1の設計料ということになります。
落札された設計事務所にはそれなりの考えがあり、入札金額を決めていることとはおもいますが、少なくともこの金額では利益など上げることはできない赤字金額です。
国交省の報酬基準はあってないようなものなのですね~、、、。

基本的に、良い建物を作るのにはそれなりのエネルギーが必要なのです。
そのあたりに関して、結局発注者側は設計料が安ければよいということだけで、設計業者を決めてしまう。
極端ないいかたをすれば、建物の質なんかどうでもいい、、、金額の多寡だけの競争であって、設計の質を問うことをしないのですから。

ということは、しだいに世の中のほとんどの公共建築の質が落ちていかざるをえない。
設計者もどこかで利益を上げなければ生きていけないので、よからぬことも考えがち、、、。
そんな悪循環に陥ってしまいそうです、、、、。

行政の発注側にとっては設計料を安くさせて税金を節約したという大義名分はたつのかもしれませんが、実際のところ、果たしてこれはよいことなのか、、、よ~く考えていただきたいとおもうのです。

当然、それに応じている私達設計者側の責任というのも大きいのも明らかなのですが、、、。

なんとか良い方法をと思い、公共建築の設計入札には逐一、問題提起させていただいているのですが、なかなか思うように理解を得ることが出来ないのが現状なのです。

我が事務所は、むしろ行政には煙たがられる存在なのでしょう、、、。
by hosoya_isao | 2009-05-28 18:51 | Comments(0)