2009年 11月 16日
環境にやさしいって?
きのうスーパーで買ってきた米の袋をみてちょっとビックリ。
「洗わずに簡単に炊けて、環境にやさしい」無洗米とかいてありあます。
米を購入するのに、ボクはブランドにはこだわらないのですが、米をとぐのが面倒なので、いつも無洗米を購入しています。
ただ、いつも無洗米を使用していることに多少の後ろめたさを感じていました。
ただ米をとぐのがめんどくさいからという理由だけで、多少値段の高い無洗米を買うのはいかがなものか、、、普通の米を買って、とぎ汁を植物に撒いてあげるほうがよほど環境にやさしいのではないかと、、、そんなことをおもっていたのです。
そこへきて、「無洗米が環境にやさしい」といわれてしまうと、戸惑ってしまいます。
おそらく、家庭での水の消費量が減るということなのでしょうが、無洗米は工場で洗ってあるのでしょうから、どこで水を消費するかということだけのちがいなのではないのでしょうか。
些細なことなのですが、無洗米と普通の米はどちらが環境にやさしいのでしょう?
水のことで思い出したことがあります。
先日スーパー銭湯を設計している知人からの話。
最近各地でスーパー銭湯が温泉を掘って温泉付きスーパー銭湯として営業しているところがおおいのですが、このスーパー銭湯は温泉成分の湯を排出するのに、排出する湯量以上の水で温泉成分の湯を薄めて流さなければならないのだそうです。
そのために巨大な水タンクが必要となるそうです。
最近は手軽にいける温泉付きスーパー銭湯が人気のようですが、その水のことを考えたら、米のとぎ汁など問題にならないくらいの大きな水のムダ使い?がされていることになります。
そういえば草津温泉などの温泉からの排出される湯がどんどん増えて、深刻な河川の水質汚染問題になっているということが先日の朝日新聞にも出ていました。
湯が流される吾妻川は魚も住まない死の川となってしまっているそうです。
人は癒されるために温泉へいくのに、営業的に度が過ぎると自然破壊になってしまうんですかね~、、、。
環境にやさしく生きるって、けっこうむずかしい、、、。
最近、仕事で悩むのが照明器具選び。
エコ的にLEDがよいことはわかっているのですが、まだまだ高価。
ただ、先日お会いした照明デザイナーによると、LED照明器具はどんどん安くなって来ていて、近いうちにほとんどの照明器具がLEDになってしまうといっていました。
そういわれても、いまはまだまだ通常器具の5~10倍くらいするので、すべてLEDというわけにはいきません。
悩ましいところです。
「環境にやさしい」とか「エコ」とかいっても、いきなりお金が余計にかかるのは考え物だと思います。
そう、クルマもね、、、新車を買える人ばかりではないのですよね~。
by hosoya_isao
| 2009-11-16 21:43
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