「婚活」じゃなくて「建活」?

「婚活」じゃなくて「建活」?_a0394451_12364919.jpg


きょうは1日事務所で仕事。

午前中は住宅プロデュース会社のTさんがいらしてくれて、お話をうかがいました。
全国ネットで動かれているかただけあって、幅広い情報から、詳しい情報まで、建築家そして施工業者の豊富な情報をお持ちで、そのお話をうかがっているだけでも有意義ま時間でした。

内容をお聞きすると、いま流行りの「婚活」に近いものを感じました。
いよいよボクも本格的に婚活?というのではなく、設計事務所と建て主の出会いの場をプロデュースするという仕事内容が、、、。

いままでもオゾンなど、いくつかのプロデュース会社には登録しているのですが、そのプロデュースのしかたにはそれぞれの会社なりに特色があります。

しかし、我が事務所はプロデュース会社を経て仕事の依頼をいただくことは稀で、ほとんどの方は直接ご連絡をいただき、設計の仕事をさせていただいています。

これは設計の仕事を依頼するにあたり、迷わない、もしくは迷ってもご自分で結論を出してから、直接ご連絡をいただくという、ありがたい方々です。

以前、建築家 宮脇壇さんからこのようなお話をお聞きしたことがあります。
「家を建てようとして、雑誌で住宅作品を見て、この人の住宅、いいな~と思った人が100人いたとすると、その設計者についていろいろ調べる人が10人、そしておもいきって設計事務所に電話をして来る勇気ある人は1人です。」「1人の設計依頼者の裏には100人のファンがいるということなんですよ~。」とのこと。

それほど設計事務所に直接電話をするということは勇気のいることなのだ、ということをおっしゃていたことを思い出します。
この話は20年以上前の話。

昨今はインターネットなどにより、いろいろな情報が簡単に得られる時代となりました。
これを利用して、より広いフィールドで設計者と建築主の出会いの場を設けようというのが住宅プロデュース会社の考えのようです。

確かにボクたちの仕事はある意味、特殊解かも、、、。
設計依頼者が、もし100人のうちの1人ということであれば、分母を1000,10000と大きくしない限り、分子も増えないのです。

そんなことを考えると、分母をいろいろな方法で大きくし、設計のお役に立てる方々に1人でも多く出会えるようにする「婚活」ではなくて「建活」することが必要なのかな~などとおもった次第です。


そうそう、夜は早めに作業を終えて、昨日いただいたワインいただきました。

とっても美味しいボージョレーでした~、、、。
by hosoya_isao | 2009-11-20 23:24 | Comments(0)