今回は新旧の妹島作品を訪ねる旅に。

一昨日のニュースで、妹島和世、西沢立衛も両氏が建築ノーベル賞ともいえる「プリツカー建築賞を受賞したとのこと。
この2人はSANAAというユニットで日本にとどまらず、世界各地ですすめている建築プロジェクトが評価されたとのことです。
その中で国内作品は、小笠原資料館、金沢21世紀美術館が特に評価されたとのこと。

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なんとタイムリーなこと。
先週、下見でいってきました。

今回のスタジオ4主催、建築見学バスツアーはその小笠原資料館にもいくことになっています。
小笠原資料館は長野県飯田市の郊外にあります。
かつて当地の城主であった小笠原家の貴重な物品や文書などが展示してあり、隣には重要文化財にもなっている小笠原家書院が残されていて見学が出来るのです。

そのうえ今回のツアーでは、妹島さん設計のよる、先月オープンしたばかりの豊田市逢妻交流館にも見学に行くことになっています。
まだメディアでは発表されていない建物です。

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どちらもちょっと不便なところにあるので、なかなか個人的に行くには行きにくい建物なので、このように同時に見られる機会はなかなかありませんよね、、、ナンテネ。
 
この我が事務所主催による建築見学旅行では一昨年秋には金沢21世紀美術館にも行ってきましたし、2年前には藤岡市鬼石多目的ホールにも見学に行ってきました。

その設計の年代的にみると、小笠原資料館、鬼石多目的ホール、金沢21世紀美術館、そして逢妻交流館と、設計者の考え方、デザインの変遷が読み取れるようで興味深いものがあります。

今回は他に、古谷誠章氏の茅野市民会館、谷口吉生氏の豊田市美術館にも見学に行きます。

何回も書いていますが、このバスツアーは我が事務所のボランティア活動の一環で企画しています。
ボランティアというのは無償奉仕活動なのだとすれば、このバスツアーは毎回赤字で運営しているので、正式にはボランティアではなく、我が事務所の企業メサナといえる活動なのかもしれません。

このバスツアーの趣旨は各地の名建築や街並みを訪ね、みんなで楽しく交流することです。
参加資格は建築が大好きな明るい学生と、そんな学生達と楽しく交流できる建築に興味がある(おもしろい)人、歓迎です。

申し込みはもう受け付けていますので、ご希望の方は早めにお願いいたします。
ちなみに出来るだけ建築学生の参加を多くするため、学生枠、社会人枠がありますのでご了承ください。
日程は5月15日(土)~16日(日)です。

見学コースが決まり、これからじっくり盛り上げる企画、練っていきます!
by hosoya_isao | 2010-03-31 18:23 | Comments(0)