久々にKOSEKI SHOP

きょうから新しい1週間の始まりです。
カレンダーを見ると、次の大会が来週末。ということは今週ある程度走っておいて、来週は調整ウイークというのが理想的。
ということで今朝も6キロジョグをしてきました。

きょうは久しぶりに17年前に設計させていただいた、ふじみ野にあるKOSEKI SHOPへ行ってきました。
KOSEKI SHOPは街の本屋さん兼2世帯住宅です。(商店建築1994年3月号掲載)
最近は郊外型ショッピングセンターなどに併設されている大型本屋さんに押されて、街の本屋さんが減少傾向にあるのですが、KOSEKI SYOPは雑誌やコミックを充実させて、文具ステーショナリーなども扱い、地域に根ざしたコンビニ感覚の店舗として頑張っておられます。

きょう伺った用事は、看板にあるDPE(写真現像)という文字だけ消したいという相談です。
たしかに最近はデジタルカメラが当たり前になり、フィルム現像を依頼する人がなくなってしまったとの事。
看板もロゴも我が事務所のデザインなので、そのようなこともフォローしなくてはなりません。
見てみるとカッティングシートを張ってある文字だったので、カッターで剥がし、シンナーで拭いたらきれいに撤去できました。

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久しぶりに建物の前にたち、写真を撮ってきました。

クライアントのKさんは、ボクの設計や建築に対しては深い関心があった方ではなかったと記憶しています。
たまたま以前からボクが建築雑誌やクルマ雑誌をKさんのところから定期購読していた関係で、建替えの折、相談をいただきました。

特別、コンクリートの建物を望んでいらしたわけではなかったのですが、前面道路の交通量や耐久性などを考慮して内外打放しコンクリートの建物となりました。
住むのにはそれなりの覚悟?がいる建物だと思いますが、2世帯で楽しんで住まわれているのはありがたいかぎりです。

設計に関してはすべて任せていただけたので、設計者としてはコンセプトに忠実なデザインが出来た建物です。
コンクリートの重厚感と鉄骨の軽やかさの対比が明確に表現されています。
って他人の建物の評論みたい、、、。

このころのボクはコンクリート造の本体に、必ず軽やかな鉄骨屋根を架構していました。
都市型の住宅にはこの構成は相応しいと確信していたのです。
今でも考えは同じなのですが、建築基準法の改正などでなかなかやりにくくなってしまいました。

17年前の自分の設計の建物を見て、荒削りながら当時の気合いを感じて帰ってまいりました。

う~ん「気合い」入れなおすか~!?
by hosoya_isao | 2010-05-10 19:17 | Comments(0)