学外研修の季節

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そろそろ各大学は夏休みになります。
我が事務所は毎年夏休みに学外研修の学生を受け入れていて、きょうはその学生との事前打合わせが事務所でありました。
K大学からは毎年2名、受け入れていますが今年は当方のスケジュールの都合で1名となりました。

いつも思うのですが、T大学の学外研修への取り組みの熱心さです。
事前に正式な依頼状と当方との学外研修に関する契約書がおくられてきます。
これは研修期間中に万が一事故などがあった場合、大学側が責任をとるというものです

そして学生の履歴書、自己紹介書、学生が当方に一切迷惑をかけないという誓約書までついてくるのです。
そして研修中は毎日、その日にやったこと、感じたことを詳しく日報を書き、担当者のコメントと印をもらい1日を終えます。
すべての研修終了後には所定の研修評価書に研修期間中のいろいろな項目に対して、A~Dのランクで評価し、大学へ提出します。

そして秋には大学にて学外研修発表会が開催され、受け入れ側も招待していただけます。
そして受け入れ側と大学側との意見交換をする場ももうけられるという素晴らしいシステム。

ここまでしてくれると受け入れるほうとしても安心ですし、学生には充実した研修を提供させていただきましょうと言う気にさせられます。

ところが東洋大学にはこのような学外研修システムはないに等しい感じです。
機会あるごとに発言をしているのですが、なかなか改善されません。
今年もすでに東洋大の学生2名の学外研修を受け入れてきましたが、事前の大学のフォローなどはまったくなく、研修評価書などはK大学の書式を使わせていただいている状況なのです。

学生のうちに、社会で実際の職場を体験するということはとてもに大切なことです。
大学側はもっと真剣に学外研修に考えるべきであるとおもいます。
そうでないと受け入れ側機関に対しても失礼に当たりますし、学生も安心して学外研修に望めません。
こんどの学科の会議の際に再度提案したいと思います。
by hosoya_isao | 2010-07-29 19:13 | Comments(0)