踊っちゃダメ!

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R・hall

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きょうの朝日新聞に「クラブじゃ踊れない!?」という記事が掲載されていました。

今まで「R・hall」にはじまり、「kuaile」「CORE」「DX3000」などディスコやクラブを何軒も設計してきたボクは、その矛盾をとおの昔から感じていたのです。

基本的に踊れる店、ダンスフロアーのある店は風俗営業になり、警察の許可が必要となります。
この規定がまたなかなかわかりにくい項目がたくさんあります。
文教施設の近くはダメ、高い仕切りを作ってはいけないとか、視線が通るようにしなくてはいけないとか、、、。いかがわしい行為ができないような規制があるのです。
その上、営業時間は都内の場合は夜12時までです。
バブル絶頂期な流行った「ジュリアナズ東京」や「キング&クイーン」「マハラジャ」などはちゃんと風俗営業許可を取っていたので、きっちりと12時で閉店していました。

ただ、すべての店が12時で閉店していたかといえばそうではなく、警察の目をかいくぐり朝方まで営業していた店も少なくはなかったようです。
ですから、そのような店舗は入り口前に店のスタッフを立たせて、警察の立ち入りの取り締まりに備えていたようです。
これは風俗営業許可を取った、踊れるディスコの話。

クラブは一般的には風俗営業許可を取らず、深夜酒類提供許可しかとらないので、基本的には踊らせてはいけません。
ですからクラブの設計をする場合はダンスフロアースペースを決めても申請上はそこに椅子、テーブルを書いて申請するが常識となっていました。
こうすれば表向きは深夜何時まででも営業できるのです。
結局、最近は風俗営業の許可を取らないこのようなクラブがほとんどのよう。

最近は大箱のクラブも少ないので、こ、しばらくは警察は黙認してきたということだったのでしょう。
ところが、昨年の渋谷のライブハウス放火事件や、芸能人の薬物事件がきっかけで、このところ取り締まりが厳しくなってきたと記事に書いてありました。

この風俗営業法は1948年に制定された法律で、昔、ダンスホールで、ダンサーの売春婦が客を取っていた店に対する取り締まりの法律のようで、現代のクラブやディスコとはまったく違った営業内容に対する規制がいまだに残ってしまっているものなのです。

どうやら、音楽家 坂本龍一さんらがこの風営法改正に向けて署名運動を始めることになったそうです。
クラブはサブカルチャの一つ。音楽から始まって、ダンス、アートなどにつながる一つの文化の発信地でもあります。
内容が古すぎて形骸化してしまった法律は、時代に合った法律への改正が必要なことだとおもいました。






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DX3000



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by hosoya_isao | 2012-05-16 11:42 | Comments(0)