M計画の実施模型が完成。

2週間ほどまえから、S君に助っ人をお願いし、M計画の100分の1の模型を製作してもらっていましたが、やっと昨日完成することができました。
S君には連日、黙々と製作に専念してもらいました。感謝です。

昨秋の初回プレゼン時には200分の1のプレゼン模型をアルバイトの学生たちに作ってもらったのですが、今回は実施設計に合わせた模型なので、より具体的なものとなっています。

約100メートルの街路に面する低層集合住宅、しかもすべての住戸が全く違うプラン、しかもほとんどの住戸がクロスメゾネットなので、模型製作も手間がかかりました。

模型で手間がかかるということは、当然、実際に作るとなると、それなりに手間がかかることが予想できます。そのあたりが気になるところ、、、。

ありきたりの縦割りで同じパターンの住戸を並べることは簡単でローコストということは重々わかっているのですが、その均一、均質な街並みは味気ないものです。
街路に面して連続する集合住宅でありながら、「公・共・私」の空間の序列に配慮しながら、変化のある街並みから、私的空間に移動できるように設計を進めたつもりです。

大きくは3つのブロックからなっていて、基準法的にはAブロックは木造2階建共同住宅、Bブロックは木造2階建て長屋。Cブロックは鉄骨2階建て貸し店舗と共同住宅となっています。

今回計画をすすめるにあたり、木造のイ準耐火建築物の共同住宅の法規制の厳しさを思い知らされることになりました。本当に難しい、、、、。

1階に店舗のあるCブロックには、中庭やポケットパークが用意されていて、住民同志や地域の人たちの憩いの場、交流の場となることを意図しています。


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by hosoya_isao | 2012-05-31 19:30 | Comments(0)