ほんとうのエコって?

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きのう久しぶりに三芳町のふるさとの景観10選のひとつである地蔵街道の緑のトンネルを走ってきました。
緑の緑のトンネルもいまは冬枯れで、枝を通して青空がみえていました。
ボクが小学生のころ、農家の友達の家に遊びに行くと、ふゆの今頃はよくこの雑木林に連れて行ってもらいました。
落ち葉のなかに埋もれてかくれんぼをしたり、どんぐりの実を拾ってパチンコあそびをしたり、、、。
この周辺の農家の人たちは雑木林の落ち葉を掃き集めて、大きなカゴ入れ持ちち帰り、宅地の一角に作られた「つくて」という場所に積み上げ自然の堆肥をつくるのです。
このつくてからは、落ち葉が発酵して冬でも湯気がたっていました。
この堆肥をつかってまた農作物をつくります。
まさにエコロジー、循環式農業なのです。

このような雑木林もしだいに開発され、倉庫や工場に変わってしまいつつありますが、上富から所沢の中富あたりにかけての、江戸時代に行われた三富開発のあたりはまだまだその循環式農業が継承されているようです。

そう考えると、江戸時代の生活ってけっこうエコロジーだったんだな~と気付きます。

エコといえばきょうから日産の電気自動車「リーフ」が発売開始されたそうです。
値段を聞いてビックリ!376万円とのこと。
国補助金が78万円つくそうで、最終的には約300万円ということになります。
現段階では電池の性能からして、走行距離は200キロとのこと。
ガソリンエンジンの半分にもいきません。
ということはこのようなクルマを購入する人はガソリンエンジンのクルマを1台所有し、街乗りに電気自動車を使用するという人が多いようです。
セカンドカーに電気自動車というかなり恵まれた方々のよう。
時代の先端を行っているという優越感にひたりたいという方々もおおいのかもしれません。
仮に、クルマ1台しか所有をできない庶民が購入を考えたとしても、300万円の電気自動車では1回の充電で200キロしか走れず、充電スタンドもまだまだ少ないというのでは、だれも買わないでしょう。
結局、余裕のある一部の人がこの補助金の恩恵を受けるのであって、庶民にはあまり縁の無い補助金になってしまっているようです。

それをもっとも感じることは、電気自動車であればすべての自動車に補助金がつくということで、1276万円の「テスラ」という電気スポーツカーには、なっなんと261万円の補助金がつくんですよ~!!!
261万円だしたら普通乗用車が1台買えてしまいます。
1000万以上のスポーツカーを買う人に、どうして税金を使って補助金をしてあげなければならないのでしょうか~、、、。

13年以上の古いクルマには税金を増額するグリーン税制もしかり、電気自動車の補助金もしかり、この国の税金、補助金システムはかなり納得できません。

いち庶民のぼやきでスミマセ~ン。
by hosoya_isao | 2010-12-20 20:11 | Comments(0)