ワクワクが大事

設計を終え、現場が着工し、完成にむけて進んでいくと、いよいよ仕上げ材を決めることになります。
この作業は想像力をフルに発揮しながら、ワクワクしながらの楽しい作業となります。

たとえるならば、デパートやアウトレットに行って、足の先から頭のてっぺんまで、好きなものを買って、自分でオシャレを楽しんでいいよ~っていわれたときの感じのような~、、、(そんなこと言われたことはありませんが、、、)最高に盛り上がる、そんな気がします。

ところがそんなとき、全体的にはいいけどさ~、このシャツの色はこれじゃないほうがいいんじゃない~とか言われると、急にテンションが下がってしまうことがあります。
自分なりにトータルでイメージし、数あるパターンの中から一所懸命スケッチして、、多角的に検討を重ね、自分のセンスを信じ?、ベストのコーディネートを選んだつもりなのに、そのうちのひとつ崩れると、もともこうもなくなってしまうことがあるのです。

ひとつがおかしくなると、もうはじめから出直しになります。
こんな出直しが、たま~にあります。
「あ~、ヤッパリ設計って、人のフンドシで相撲をとってるんだな~、、、」と実感させられる時です。(笑)
出直しをするには、ちょっとおおげさですが、まず心(気分)の建て直しからしなければなりません。
まあ~ボクの気持はそこそこタフなので、さほど問題はありませんが、あのワクワクする気持を再度復活させるには少々時間が必要です。
設計者がワクワクする気持で進めて行かないと、間違いなくその空間もワクワクするものにはなりません。
そいうい意味で、出来上がる建築は正直なのです。

ワクワクが大事_a0394451_14271047.jpg



きょうは午後から設計製図の授業。
一つ目の課題の1回目のエスキスチェック。
地理部出身のボクの1回目のエスキスチェックは学生のふるさと探訪です。
埼玉、東京の出身者が多いのですが、茨城、群馬、新潟、青森の学生も。
きょうも、各地をワクワクしながら旅ができた気分でした。(笑)
by hosoya_isao | 2011-04-19 21:43 | Comments(0)