きょうは819、バイクの日?!

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今朝、新聞を見ていたら珍しくバイクの広告が目に止まりました。
その紙面の上を見たらきょう8月19日はバイクの日とのこと。
そんな日があったことを知りませんでした。

ボクも割りと長い期間、林道にこだわってバイクに乗っていた時期があったのですが、今はバイクは乗っていません。
ただ、バイクの想い出を話し出したらきりがないくらいあります。

ボクがバイクに乗るきっかけになったのは、本田技術研究所に勤め、テストライダーもしていた友人のHi君の影響が大きかったような気がします。
もともとクルマは大好きだったのですが、バイクに目覚めたのは20代後半とかなり遅め。
クルマとはまったく違う乗り物であることに興味をそそられてしまいました。

早速、若者にまざって教習所に通よい、中型自動2輪の免許を取得し、最初に乗ったバイクが中古のヤマハのDT125。当時からホンダファンだったボクはしばらくして、ホンダXLの新車に変えました。それからパリダカール仕様のXLR(ホワイトスペシャル)と進んでいきます。

ボクがバイクに乗った理由はオフロードバイクで全国の林道を走りたいということから。
関東、甲信越、東北南部の林道はほとんど走りました。
基本的にはソロツーリングで野宿。地図に載っていないような林道を走る(攻める)ことに快感を覚えていました。

林道ツーリングの面白いところは、ちょっと一緒に走っただけでライダーの腕のレベルが如実にわかってしまうこと。
うまくなるためには、多少のリスク(危険)を覚悟して、スピードを少しずつあげコーナーを攻めなくてはなりません。
リアータイヤを滑らしながらカウンターを当てるなどというライディングテクは、あえて自分でそういう状況を作らなければ体験できないのです。
クルマにもいえることなのでしょうが、林道でのバイクのほうが、この状況を作りやすいといえます
特にバイクに関しては言えることは安全運転と、うまい運転とはまったく別物ということ。
安全運転だけでは、うまい運転、味のある運転には絶対にたどり着けないようです。
(これって、人生にもいえる気がしているのですが、、、、ちがいますかぁ~?)


いろいろ危険な体験もしました。むしろ危険な体験をしに、ハラハラ、ワクワクしながら林道へ出かけていた気がします。
基本的に1日走行が約400キロが目標。そのうち3分の1は林道なのでそこそこ疲れます。
ちょっとおおげさに聞こえるかもしれませんが、家を出るときは、「ちゃんと無事で帰って来たいな~」とおもいながら出発し、帰ってくると「帰ってこれた~」という安堵感にひたるのです。
日常は机に向かって建築を考えるのが仕事であるボクにとって、林道ツーリングは生きてることを実感できる時間だったわけです。
多分、過酷な登山やロッククライミングに近いのでしょうか、、、。

そんなライダーだったボクなのですが、あるとき我が家の玄関横に置いておいたバイクが盗難にあってしまいました。
警察に盗難届けを出し、見つかることを祈っていたのですが、、、。
ちょうどその頃から体力勝負のランニングへ関心が強くなり、しだいにライダーからランナーの方に転向してしまったようです。
ただ、走るということに関しての気持はバイクの時と一緒の気がします。
出来れば早く走りた~い!

これからはライディングからランニングで、元気に生きてることを、生かされていることを実感していけたらと思っています。
by hosoya_isao | 2011-08-19 20:18 | Comments(0)