2013年 11月 28日
30年前のぉ~?

きょうはY君がF HOUSEの解体工事の打ち合わせに行ってきてくれました。
その打ち合わせの後に、Fさんから30年前にボクがFさんあてに出した残暑見舞いを見せてもらったと、写メしてきてくれました。
Fさんはボクが設計の修業をしていた時の同僚で、それ以来のなが~い付き合いになります。
その葉書には1983年の夏とかいてあるので、間違いなく30年前です。
1979年に独立したので、独立して4年目ということ。
当時は両親も健在で、ボクと一緒に2世帯住宅の建築することになったのです。
木造住宅の設計経験しかなかったボクだったのですが、当時、コンクリート打放しの住宅を発表し続ける安藤忠雄氏に心酔し、関西まで出かけて行って安藤建築を見て回ったおもいでがあります。
それらを参考に一生懸命自邸の図面を描きました。
内外コンクリート打放しの2階建て住宅の増築だったのですが、葉書には坪単価38万円という驚異的な金額が記されています。
住みやすさとは程遠い住宅なのですが、いまでも住み甲斐のある、住みこなすにはかなりハードな住宅となったのです。
この30年で何件の住宅を設計してきたことでしょうか、、、。内外コンクリート打放し住宅も20件近くになるでしょうか、、、。
そんな住宅は、どれも好きでなければ住みこなせないハードな住宅となっています。
最近はこういう住宅はめっきり少なくなりました。
まず、こういう住宅を望むクライアントが少なくなったということです。
時代とともにニーズも変わってしまうのですねぇ~。
たまにはハードな住宅もやってみたい気もしますが、、、そんなクライアントがいればの話ですがぁ、、、。

by hosoya_isao
| 2013-11-28 16:24
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