ヒッチハイカーと新年会

昨年6月末、ヒッチハイクをしていたTさんを車に乗せてあげたのですが、そのTさんが昨年の8月に続いて、きょうも会いに来てくれました。
さっそく事務所の近くのおいしい中華屋さんで一緒に夕食を食べながら新年会となりました。

ボクとTさんとは、ボクが山形の現場からの帰り道、関越道の上里SAに給油のために寄ったとき、スタンドの前に三芳と書いたプラカードを持っているヒッチハイカーを発見。
早速、止まって三芳PAまで乗せてきてあげたのがTさんとの出会いです。

聞くと、そのTさんはかつてヒッチハイクで日本中を回り、101軒の住宅に泊めてもらったというヒッチハイクの強者?!。
見ず知らずのクルマを止めて乗せてもらうヒッチハイクだけでも大変なのに、クルマに乗せてもらった上に、そのお宅に泊めてもらいながら旅をするというのは、ただものではないのは明らかです。
自分自身を相手に信用してもらい、受け入れてもらうことができなければ他人の家には泊めてもらえないでしょう。
Tさんにはその才能というか、能力があったということ。いや恐らくその能力・態度・はたまた人間性を努力して身につけたということなのかもしれません。
Tさんは8月にも事務所に訪ねてきてくれて、その101軒の家に泊めてもらった時の写真集を見せてもらいました。

ボクはただ同じ方向のプラカードを持っていたヒッチハイカーを発見し、軽い気持ちでクルマに乗せてあげただけでなんの見返りも期待していたわけではありません。
しかし、その時も、そしてきょうも、Tさんからはいろいろな体験談や、ボクの知らないいろいろなためになる話を聞くことができ、とても楽しく有意義です。

Tさんにとってのボクは、ただヒッチハイク中に乗せてもらったクルマのドライバーのひとりにもかかわらず、こうしてわざわざ訪ねて来てくれるというのはボクにとってはとても嬉しいこと。
ボクは、そのときは軽い気持ちで乗せただけですが、いまはあのときTさんを乗せて、本当によかったなぁ~とつくづく思います。

そんなヒッチハイクで出会ったTさんからはまさに「一期一会」を感じました。
そしてなによりも、多少なりとも世話になったらその恩は忘れないという彼の行動に、ボクの大好きな「義理と人情」を感じたのです。
そんな若者がいてくれることがこころから嬉しいのです。

Tさんの夢を聞いたら「世界をヒッチハイクしながら101軒の民家に泊めてもらうこと!」だそうです。
君ならできます!
そんなTさんとはこれからもずーっと交流が続いていくでしょうねぇ~。


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by hosoya_isao | 2015-01-23 21:42 | Comments(0)