子どもの居場所は大事

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先週金曜日の夜NHKで放映された金曜eye「東京リアルめし」という番組を見ました。
この番組に知人の建築家Sさんの奥様が出られるとのことで案内をいただいていたのです。

食に関しての人間模様を4編取材した番組で、その3つ目に放映されたのがSさんの奥様が代表をされているNPO法人「子どもの居場所K」という施設のはなし。
親の無感心や貧困などにより、十分な食事もできず、社会から孤立してしまっている子供たちのために居場所を提供するという活動のよう。

近年、子どもの貧困率は徐々に上昇し、5人に一人は生活困窮家庭の子供だそうです。
そんななか、市の児童館で相談員をしていたSさんの奥様は5年前にこの「青少年の居場所K」を立ち上げたとのこと。
週5回、朝食と夕食の提供、そして勉強をしたり、ゲームをしたりという自由な居場所を提供しているそうです。

ボクが理事をさせていただいている社会福祉法人の特養でも週に何回か場所を提供し、生活困窮家庭の子供たちに対してボランティアによる「学習支援」を行っているのですが、できれば学習支援の前に、いっしょにご飯を食べたり、自由に過ごすことのできる居場所の提供というのが重要なことのようです。

番組をみて、ボランティアでこのような子供たちに対しての支援活動をされている方々いらしゃることを知り、その素晴らしい活動に感動しました。

とかく、「オレがオレが!」の設計業界?に長年いる人間にとって、まず第一に子供たちのことを思って活動されている仕事が素晴らしく、そして羨ましくも思えたのです。
by hosoya_isao | 2016-02-29 09:29 | Comments(0)