再校校正

きょうは鉄骨矩計の本の再校校正原稿が送られてきたので朝からチェック作業でした。
一昨年は木造編、昨年はRC造編、そして今年は鉄骨造編として来月出る予定です。

普段このブログも含めて、自分の書いたものをこまかくチェックすることはほとんどないのですが、本の原稿となると出版社のかたにもチェックしてもらいつつ、当然自分自身でも慎重にチェックせざるを得なくなります。
今回も、いつもはほとんど気にしていなかった漢字の送り仮名や句読点などの入れ方など、あらためて勉強になることがたくさんあります。

むかし偉い先生が言っていたことを思い出しました。
話す脳と、書く脳はまったく違うものなのだそうです。ですから文章を書くのが優れているからといって話し上手とは限らず、また話がうまいからといって、うまい文章を書けるわけではないそうです。
話すことも、書くことも、あえて機会を作り、訓練しなければけっして上達はしないようです。
人は、自分が苦手と思うと、話ベタの人は話さなくなってしまいがちで、文章を書くのが苦手の人はどうしても文章をを書く事から遠ざかっていきがちのよう。
そういう意味においては、小説を読まないボクにとってはこのブログは多少の訓練にはなっているのかもしれません。なんてねぇ~、、、、。(苦笑)

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午前中で再校校正を終え、午後は階段の本の資料集めなど。
こちらは今年後半の脱稿を目指して進めていきます。
建築の設計も、本の原稿も、日々修正しながらのこまかい作業の積み重ねという点では似ている気がします。
それだけに、どちらも地味~な作業ですが出来上がった時の感動は大きいものです。
by hosoya_isao | 2017-03-14 09:52 | Comments(0)