フミア氏著書、届く

フミア氏著書、届く_a0394451_13235488.jpg


ボクの愛車、アルファロメオ 916 スパイダーをデザインしたカーデザイナー、エンリコ フミア氏の著書が届きました。
この本は自身のカーデザインの歴史を書いた本で、著者ご本人のサイン入りです。

その経緯は、916スパイダーオーナーの会で知り合ったTさんは、フミア氏の所有していた916スパイダーを直接譲り受けたという人で、それ以来フミア氏とはずーっと交流が続いているとのこと。
そして今回、フミア氏が来日するにあたり、ご本人より著書を分けていただけるとのことでT氏を通じてお願いし実現したというわけです。

届いた本を手にしてみると、予想を上回る豪華本。なんと650ページ以上あります。
フミア氏は数々のクルマをデザインしているのですが、まずは916の章から、、、。
イタリア語はまったくわからないのですが、クルマの名称とスケッチで、半分以上の表現意図は通じているように感じます。(笑)

916は1995年のデザイン。
氏の「形態は機能に従う」というデザインコンセプトは建築にも通ずるもので、たいへん共感させられます。
デザインされてからすでに20年以上経っているクルマですが、またく古さを感じないのが不思議。
ボンネットの開口方式、ボディデザインと一体化されたソフトトップの収納カバーのデザイン、ボディサイドの切れ込み部を設けたデザインと、そこに組み込まれたドアノブ、シンプルなテールランプなどなど、、、惚れ惚れするデザインと機能が各所にあります。

そんなクルマをデザインしたフミア氏は現在69歳。
まだまだ精力的にデザインをされているようです。

曲がりなりにも建築デザインを仕事とする我が身、フミア氏の生き方を少しでも見習いたいと思いました。


フミア氏著書、届く_a0394451_13235516.jpg


フミア氏著書、届く_a0394451_13235667.jpg


フミア氏著書、届く_a0394451_13235760.jpg

by hosoya_isao | 2017-04-26 08:33 | Comments(0)