こんな会社あるんだァ~、、、。

きょうの午前中はT projectの引き渡しがあり竣工した建物まで行ってきました。
この建物は延床面積70坪ほどの鉄骨2階建のT社の事務所です。
思い返せば設計の依頼を頂いたのは2014年9月なのでいまから3年前。
基本設計を経て、実施設計は2015年春に完了し、見積もり合わせの結果、施工はS社に決まりました。
2015年10月に地鎮祭となり、2016年4月末竣工というスケジュールで着工したのですが杭工事に入ると地中に障害物が埋まっていることが判明し、その撤去に2ヶ月を要してしまいました。
それ以降は順調に進むかと思いきや、S社の段取りの悪さ、協力業者の不手際などで工事がどんどん遅延。
当初の工期は6ヶ月だったものが結局1年7ヶ月と竣工が13ヶ月も延びてしまったのです。一般的には考えられない遅滞です。

地中障害物撤去のための2ヶ月間は理解できるとしても、大幅な工事の遅れはどうみても施工者側に落ち度があるのですが、きょうの引渡しでは、S社は普通に100万円余りの追加工事の請求書を提出してきたのです。
S社の社長には工事遅滞についての誠意を見せて欲しいといったのですが、S社長は工事のやり直しなどで大幅に遅延し、赤字になってしまっているのでと、訳のわからない説明、、、。
クライアント側の工事遅滞による損害は仮事務所の賃料だけでも600~700万円というのに、、、。
このような施工会社が存在していることに驚かされます。
工事を請け負った会社の責任はどうなっているのか、、、。
自分のことばかりの主張で、相手の傷み、損害がわからなすぎます。
この施工会社S社はクライアントの紹介の会社なので、今後の金銭的な詰めは両者で行ってもらうことになりました。
設計事務所をはじめて今年で38年目になりますが、このような施工会社は初めてです。

こんな会社あるんだァ~、、、。_a0394451_13252519.jpg


午後はK大八王子校舎へ。
きょうから第2課題がスタートです。
「集まって住む」ことについてのメリット、デメリットについてKJ法でのワークショップ。
最後に各グループの成果を発表でした。
来週までに具体的な構想を練ってくることになりました。
by hosoya_isao | 2017-06-13 19:08 | Comments(0)