工事完了検査が終わりました。

午前中はAM幼稚園の検査があり、立ち会ってきました。

ひとつは県建築安全センターによる工事完了検査。そしてもう一つは事前協議に関しての市の担当課による検査でした。
建築的な検査項目や、消防関係の検査は1月末に受けた仮使用検査で確認してもらっていたので、
今回は旧園舎の解体が終わり、残っていた外構工事、アプローチ屋根が完了したので、最終的な工事完了検査になります。

きょうの検査は市と県の検査が同時進行ということで、スタッフのKさんと手分けして担当。
それぞれ、とくに問題はなく無事終了しました。

検査を受けて改めて感じたのはバリアフリーの段差部に設ける点状ブロックについて。
確認申請時に図面で、点状ブロックの必要箇所の指示を受け、施工後の検査を受けるのですが、役所の担当者によって考えが違うことがあること。
今回は無かったのですが、工事完了検査で新たに追加されることがあり、これは大変困ることがあります。

まあ、とりあえず無事に検査が完了しでホッとしました。

思い返せばこの計画がスタートしたのが2014年5月だったので、もう4年前になります。
その年の秋から基本設計がスタートし、一昨年7月に工事契約、昨年3月に着工。
なんとか1年2ヶ月の工期で予定通り竣工することができました。

住宅は住宅でやりがいがあるのですが、このようなまとまった規模の長期にわたる計画は、普段関わらない申請業務なども多く、その上その内容が複雑。
計画進行中、普段は遭遇しない出来事に直面したりすることが多いので、それなりに思い出深い仕事にもなります。

完了検査を終え、理事長先生も一安心のよう。
園の先生方、そしてなにより子供たちに喜んで使ってもらっているようで設計者としては嬉しい限りです。

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by hosoya_isao | 2018-06-05 08:41 | Comments(0)