ジョージアからの難民認定❔⁉️

一昨日、ニュースを見てビックリ!それが以下の記事です。


1991年のソ連崩壊に伴い、無国籍になったジョージア(グルジア)生まれの男性(52)が、難民と認めるよう求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は30日までに、難民認定しなかった国の処分を「違法」として取り消した。

野山宏裁判長は「男性が過去にジョージアで受けた民族差別による迫害の恐怖は、現在も継続している」と指摘。男性はジョージアに帰ることを望んでおらず、難民に該当すると判断した。

国の退去強制命令についても、男性が無国籍者であり、受け入れを見込める国がないことを考慮し「発令すれば、地球上で行き場を失うことは明白だ」とし、無効とした。一審・東京地裁は請求を全面的に退けていた。

判決によると、男性はアルメニア民族で、ソ連崩壊後、ジョージア政府の政策により、生活基盤を破壊され、生存の危機に追いやられる迫害を受けた。ジョージアを出国して欧州各国を転々としたが、新たな国籍は取得できず、2010年5月、日本に入国。難民申請をしたが、認められなかった。


日本では難民認定が厳しいということは知っていたのですが、一昨日のニュースでジョージアで生まれた男性を難民認定したとのこと。シリアやイラクからの難民に関しての話は聞いたことがあったのですが、ジョージアからということに驚かされました。

ジョージアは昨秋訪れたコーカサス地方の国のひとつ。

印象からするととてもきれいな街で、平和で穏やかな国民性を感じていたのですが、、、。

どうやらその男性はアルメニア人でジョージアで民族差別の迫害を受け、今でも迫害をうける危険性があるというのが難民認定の理由のよう。

そういえば、昨秋訪ねたジョージア・アルメニア・アゼルバイジャンは旧ソビエト連邦に属していたのですが、ソビエト崩壊とともに独立した国々。

ジョージアとアゼルバイジャンは北海道くらいで、アルメニアは九州ほどの大きさの国で、それぞれは隣り合っています。なぜ隣り合っているにも関わらず別々の国になったのかをしらべたとこころその大きな要因は人種・民族の違い、そして宗教の違いのよう。

ジョージアはジョージア人でジョージア正教、アルメニアはアルメニア人でアルメニア使徒教会、そしてアゼルバイジャンはアゼルバイジャン人でイスラム教なのです。

ボクの印象からすると、たしかにアゼルバイジャン人は中東のイラン、イラク系、ジョージア人はゲルマン系、アルメニア人は黒髪が多くシリアやレバノン系といった印象でした。(あくまでも個人の印象です。)

中でもアルメニア人は1900年代はじめには130万人が虐殺されたという歴史があるようで、いまでもアルメニアと周辺諸国、とくにアゼルバイジャンとの国境周辺は揉め事が絶えないようで、実際、アゼルバイジャンからジョージアを経由してアルメニアに入ったのですが、入国審査で、なぜアゼルバイジャンからアルメニアに来たのか、かなりしつこく尋問され、滞在中の居場所・連絡先を明記するように言われました。

そういえば、先ごろアメリカ軍に攻撃され殺害されたイラン軍司令官のいた基地はアルメニア首都のエレバン南600キロくらいの場所でした。コーカサス地方のどの街も平和そうに見えていましたが、緊張と隣り合わせの街だったということをあらためて感じたのです。

やっぱり日本のような島国と、国境という地続きの国々とは緊張感が違うのですね。



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ジョージアの首都トビリシ


by hosoya_isao | 2020-02-01 14:46 | Comments(0)