西原計画の施主検査

きょうは代々木、西原の現場の施主検査がありました。
いつものように7時半に出発、きょうはスタッフのKも同行してもらい現場の仕上がり具合を一緒に見てもらうことに。
この現場は1月末に着工し、9か月という厳し工期、しかもコロナ禍にも関わらず、担当者F、そして現場の方々努力によってなんとか予定通り10月いっぱいに竣工検査することができました。

きょうは施主代理のKiさんに来ていただき、建物の外回りから、各住戸すべてをを回り、ダメ工事の確認など。
この建物は外装のすべて、内装の一部までコンクリート打ち放しの建物。
コンクリート打ち放し仕上の建物は、その打設状況により打ちあがり表面にムラが発生しやすいのですが、その辺りは打ち放し仕上げの味と考えていただけるクライアントの理解が必要となります。
その点に関しては施主やKiさんにもご理解いただけていて、大きな手直しもなく、無事に施主検査を終了。
いつも思うのですが、クライアントによって仕上がり状況の評価はまちまちということ。
ただ言えることは、その評価基準はその建物の設計者が最も的確に把握しているということ。ですからそのあたりの施主の設計者に対する信頼と理解が必須となります。

施主代理のKiさんには大変喜んでいただき、設計者としても大変うれしい限り。
竣工検査を終えての施主からの感謝のお言葉は、それまでのたくさんの苦労も消し去ってくれます。
今回の建物は、最初の既存建物ガイドライン調査、改修監修、基本設計から実施設計、工事監理、そして竣工まですべてお任せいただき、設計のやり甲斐がありました。
工事期間中、施主さんお会いしたのは地鎮祭を入れて2~3回だったでしょうか ,施主さんからは全幅の信頼をいただけたことに心から感謝しています。
おかげさまで無事に竣工することができました。ありがとうございました。




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by hosoya_isao | 2020-10-30 14:46 | Comments(0)