きょうも箱根の改修現場に再度の手直し部分と新たな不具合部分の確認にいってきました。

まだしばらく箱根通いが続きそうです。




この建物は各所に難しいおさまりの箇所が多く、特にテラスに面した掃き出しサッシは内部外部の床仕上げが石張りでそこに大型引き込み(高さ3メートル、幅7メートル)ステンレサッシのレールが面一につくという納まりなのです。

見た目もきれいでバリアフリーの機能もとてもいいのですが下部より雨水が侵入してなかなか止めることができませんでした。またそれと同時にそのサッシは気密性がほとんどないに等しかったので気密性向上も考えなければなりませ。

もともとの設計はうちの事務所ではないのですがその不具合を改善するのが今回の改修設計監理の仕事です。

いろいろと時間をかけて検討し、当方とビルケアサイコウのA氏との監理のもと、工事を請け負ったスーパーゼネコンK社の多くの実績とノウハウ、そしてサッシを担当した三和タジマの技術を結集した重装備で高度なディテールの考案となったわけです。

日本の気候風土、とくに寒冷地における内外部石仕上げのフラットサッシの納まりの難しさを痛感させれた工事でした。 

     図面を添付しますのでよかったら活用ください。

難しい敷居フラットサッシ_a0394451_13450829.jpg


by hosoya_isao | 2006-04-28 09:11 | Comments(0)

テナント物件の内見


いくつもの個性的で斬新な飲食店を展開するクライアントより新しい物件の内見会があるので見てほしいとの依頼かあり有楽町まで行ってきました。

場所は有楽町と新橋の間の通称コリドー街に面した一角の30坪あまりの物件でした。

行ってみて驚いたのは内見に来ている人の多さ!その時間だけでも60~70人の人でごったがえしていました。

コリドー街はいま飲食業界では人気のエリアでなかなか新しい物件がないのが実情です。聞くところによると前回でた物件には70社からの申し込みがあったとのこと、そして今回は100社くらいになるのではないかとのことです。

そしてビル側は、申し込み全社から一次選考で数社に絞り込み、最終的にはプレゼンテーションにより出店社を決めるというものなのです。なんとも激しい競争率ではありませんか!

まさに売り手市場です。

日頃の生活では景気の回復の実感はありませんが、このような状況を目のあたりにすると一部の不動産業界はミニバブルの様相ですね。

設計の仕事がふえることは結構なことですが、、、。複雑な心境です。

テナント物件の内見_a0394451_13450846.jpg


by hosoya_isao | 2006-04-26 15:46 | Comments(4)


学生のダイニングキッチン_a0394451_13450637.jpg


きょうは大学の授業の日、車で9時半に事務所を出て10時20分には大学到着です。近くてたすかります。

きょうは『究極のダイニングキッチン』というテーマで即日設計をしてもらいました。

といってもいきなりキッチンの設計は設備機器などの知識のない学生にはムリ、そこで事前にいくつかのシステムキッチンメーカーのショールームを訪問してきて資料を収集し見学レポートを提出するという宿題を課してありました。

ショールームはTOTO.INAX.(新宿で行きやすい)そしてトーヨーキッチンが人気だったようです。

それらの影響なのか学生の作品のほとんどがアイランド型のキッチンカウンターのレイアウトとなっていて、世の中的にはアイランド型が主流(流行?)になってきていることを改めて実感させられました。

キッチンメーカーとしては見せるキッチンとしてデザイン性を競っている感があり、それは同時に金額のアップにつながるのです。

ただ実際設計の実務をする者としての個人的な感想は、アイランド型カウンターは料理上手で片付け上手の奥様でなければおすすめしません。

オープンキッチンのレストランはシェフにそうとう腕に自信がないとできないのと同じで、手際の悪い料理人を見るのはまさに『いただけません。』

またせっかくのアイランド型カウンターにいつも食器や食材が乱雑におかれ収納棚化してしまってはそのデザインもこれまたまさに『台無し(カウンター無し)です。』

キッチンレイアウトは流行に流されず自分に相応しいスタイルを選ぶことが大切だとおもいます。

といってもそこまで学生たちにはわからないでしょうが、、、、、。






by hosoya_isao | 2006-04-26 09:14 | Comments(0)

A HOUSE・基礎配筋検査


A HOUSE・基礎配筋検査_a0394451_13450603.jpg


今日は午前中、西麻布のA HOUSEの基礎配筋検査があり行ってきました。

梅沢建築構造研究所のOさんと事務所のYと現場で待ち合わせをし、W建設のSさん立ち会いのもと定刻に検査がはじまりました。

工程が少し遅れていて一部スラブの配筋が終わっていませんでしたが、これも今日中に完了するとのことでこれといった大きな問題はなく検査は完了しました。

これでいよいよ明後日、基礎のコンクリート打ちです。

建物の前面道路は青山から霞町の交差点に抜ける一方通行の抜け道のため、狭いながらかなりの通行量なので、ミキサー車とポンプ車が縦列に並んでのコンクリート打設は通行の安全に細心の神経をつかいます。

打設当日には当方の担当者Yも立ち会い、ミキサー車の到着時間の記録や打設順序の指示などスムースに打設がすすむようにつとめるのです。

またA HOUSEも上部構造、内外仕上げがコンクリート打ち放しのため、基礎コンクリート打ちは決してジャンカは許されない上部構造のリハーサル的な意味もあるので気は抜けません。

明後日は施工関係者、設計事務所担当者が協力してがんばりましょう。




ちなみに現場は表参道駅から西麻布に向かって10分ほどのところなのですがA HOUSEに行くときは、ぼくは早めに家をでて原宿で下車して、てくてくと表参道を歩いて現場に行きます。

話題の建築家作品のオンパレードの表参道を体感しながら、いろいろな新しい刺激をうけるのが快感なのです。

森林浴ならぬ名建築作品浴といったところですかね。早く自分もこの表参道に建築設計することを夢みて?!ナンチャッテ!


by hosoya_isao | 2006-04-24 14:35 | Comments(0)

どうした!?HONDA


昨日はF1サンマリノGP決勝がありました。土曜日の予選ではポールポジションはミヒャエル シューマッハが地元フェラーリの意地にかけて獲得,そして2位3位は我らが?オールホンダのバトン、バリチェロと好位置からのスタートです。 まだF1再履修中のぼくですが長年のホンダ信者にとっては、こんどこそはと期待が高まらないわけがありません。

しかーし!またしてもその結果は信者の期待に応えてくれるものではありませんでした。無念で順位は書けません(`´)かってに調べてくりーっ!

マシンのセッティングもじょじょに安定してきたなぁと思った矢先の、こんどはピットクルーの凡ミスなど!

ホンダらしからぬハプニングにビックリ!ちょっと気合いがたんないんじゃないんですかホンダのF1レース関係者のみなさん!天国の宗一郎オヤジが激怒してまっせーっ!まあ失敗を積み重ねて一歩づつ勝利に向かっていくというのもホンダイズムか?十分反省して次回のヨーロッパGPに臨んでほしいものです。

それにしてもF1再履のぼくが驚いているのはアロンソ・フィジケラのルノーチームの台頭です。

かつて(かなり古くてスミマセン)モータースポーツにおいてモンテカルロラリー全盛期にはルノーゴルディーニから始まりアルピーヌA110、A310などでラリー界をせっけんしていた時代を知りながら、それ以後のモータースポーツの情報が止まってしまっているぼくにとって、いつごろからルノーがF1で力をつけてきたのか大変興味のあるところでもあります。(不勉強でまたまたスミマセーン!)

当時のアルペンブルーのアルピーヌの疾走シーンは鮮烈な記憶として脳裏に焼き付いていて、わが愛犬にもアルピーヌという名前を命名してしまったくらいです。

ぼく的には、いまいちどルノーのモータースポーツの歴史の研究が必要ですね。

それはそれとしてホンダ、フェラーリ、メルセデス ベンツ、などF1参戦の各メーカーはその成果を市販車にフィードバックしている感があるのですが(印象ですけど、、、)ルノーの市販車にはそのハイパフォーマンスな戦闘的イメージがないんですね。

エンスーを自他ともに認めるぼくにとってルノーの市販車にはあのアルピーヌ以来、デザインも性能も魅力的な車がないんです。

そのあたりルノーファンの方々、いかがお考えでしょうか?

ホンダはちがいまっせーっ!

またまた、おおきなお世話でしたーっ!


by hosoya_isao | 2006-04-24 14:10 | Comments(0)


先日、建築条件付き土地の購入の相談を受けていた千葉に住む身内のRより、先週その土地の購入をきめたとの連絡がありました。そこでこんどはプランのアドバイスをしてほしいとのこと、敷地図を送ってもらい特別にプランのスケッチをしてあげることになりました。

住宅はプラン(平面図)が命、良い住宅か否かはプランをみればほぼわかってしまうといわれるくらい重要なものなのです。

今週はなんとか時間を見つけてはその住宅のエスキース(素描)をすすめてみました。とはいえ建築条件の仕様がどこまでこちらの希望に対して柔軟に対応してもらえるのかがわからないままの不安な作業となりました。しかし実際の計画なので気はぬけません。

プランを考えるということは同時に内部空間のイメージや外観のデザインも平行してすすめなければなりません。それをおこたると最終的に機能や納まり、そしてデザインなど、どこかで破綻をきたしてしまうからです。

なんとか一案完成させて不動産屋さんの設計士さん?との土曜日の打ち合わせの前にまにあうように事前にファックスで送っておきました。

そしてきょうその設計士さんをまじえての打ち合わせが不動産屋さんであったのです。

Rより、ぼくにも参加してほしいということで朝早く自宅を出たのですが予想外に首都高が混んでいて約束の時間よりも1時間あまり遅れてしまいました。

到着し打ち合わせに参加すると、それまでの1時間ほどの間にR夫婦とその設計士さんとの打ち合わせで、建築条件仕様の標準的プランが1センチ四方の方眼紙に910ミリモジュールで、もうしっかり出来上がっているではありませんか!これにはビックリ!!!

すぐにCAD?でプリントアウトしてくれて次回は立面図を作ってくれるとのことでした。

ぼくのプランはどこえやらーっ!?

ぼくたちの業界ではまったく考えられないこの事態に言葉がありませんでした。

常日頃から、住まい創りには多様な価値観があるのはじゅうじゅう理解はできているつもりではいましたが、住宅の命ともいえるプランをサラーッと提案してしまう設計士さんには驚愕!の一語につきました。

まあプロセスはどうあれ設計者、施工会社、建て主の3者が納得のうえで理想の家づくりをするのであればそれはそれでおおいに結構なことです。




帰り道の高速湾岸線、天気は快晴なのにちょぴり曇り気味な気分。

ヒップホップのクラブミックスをフルボリュームで聞きながら帰ってきた、一応建築家とよばれている1級建築士のぼくでした。キケンデスネー!

Rさん、またなんでも相談にのりますよーっ!


by hosoya_isao | 2006-04-22 19:34 | Comments(2)


毎年、春と秋にぼくの事務所の主催で建築見学旅行を企画しています。回を重ね今回で23回目となります。




今回は今月はじめに募集を開始しましたが、はや2週間で定員50名ちかくになり残席が僅かとなりました。主催者にとっては嬉しいかぎりです。




この旅行の発端はもう10年以上前にさかのぼります。

ぼくたちの事務所にはいつも建築学科の学生が模型の手伝いなどで出入りしているのですが、彼らにはとても十分な報酬をあげられないのが実情でした。(いまも同じ状況ですが、、、(>_<))
そこで事務所の慰安・研修旅行のときには手伝ってくれた学生をかならず連れていってあげるようにしたのです。
いうならば現物支給ならぬ旅行支給というところでしょうか。
するとその旅行が学生達のなかで評判になり、旅行だけでも参加したいという希望がおおくなってきたのです。
だったら希望する学生は全員連れていってあげようとなり、はじめはマイカーに分乗していっていましたが、しだいに参加人数が増えマイカーでは対応しきれず小型バスになり、いまの大型バスになってしまったといういきさつです。


主催者としては出来るかぎり安い金額で学生達に楽しく意義のある旅行を提供するためには準備にはかなりのエネルギーを割かなければなりません。
各地の名建築さがしはもとより、その地域にある50人余りが朝まで飲んで騒げる自炊施設つき宿泊施設を探すのは一苦労です。

そして夜のパーティのための50人分の食料と、絶対足らなくなってはいけない!アルコールの調達は毎回のことながら事務所スタッフの大事な仕事となっています。
また観光名所ではないところが多いため大型バスが入っていけるかどうかの確認やタイムテーブル作成のため、全行程の下見は不可欠なのです。


3か月前に行き先を決定し、2か月前に下見をし、1か月前にタイムテーブルや細かい台本?や楽しいゲームを決め準備万端、旅行当日に臨むのです。
ということは年2回の旅行ですから一年のうち6か月は旅行の準備をしていることになってしまいますね(笑)。
でも本業の仕事は仕事でやっていますので念のため!


毎回毎回、収支は度外視して企画していますので赤字は覚悟の上です。ボランティアというよりはむしろぼくたちの事務所や協力業者さんの協賛金により成り立つ旅行なので企業メセナの一環と言ったほうが適当なのでしょうか?それでも赤字です。

そこまでして何故建築見学旅行を続けるのかといいますと、やはり参加してくてた人たちが喜んでくれて『チョー楽しかったーっ!』『次回はどこえいくんですかーっ?』『Fシェフ?の料理がサイコー!!!』と言われてしまうともう止めることはできません。ホントおだてに弱くノリはいいバカデスヨネー!


今春の旅行は5月13日~14日で長野南部、愛知、岐阜南部に行きます。参加費は1泊2食、飲み放題パーティ付き交通費込みで学生が9000円、社会人は学生の分の一部負担をお願いして13000円となっています。

建築学生はもちろん、建築に興味のある社会人の方も参加できます。詳しくはホームページを御覧ください。そして早めにご予約を!キャンセル待ちになっていたらゴメンナサイです。


by hosoya_isao | 2006-04-21 13:53 | Comments(3)

I  HOUSE地鎮祭


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きょうはI HOUSEの地鎮祭がありました。

大塚駅南口の商店街の一角にある旗竿状の15坪の敷地に鉄筋コンクリート造4層の3階建て住宅の工事がいよいよスタートです。

工事を担当することになったW建設は、大規模の現場も今回のような小規模の現場も地鎮祭の設営はまったく同様にしてくださり、工事の大小の分け隔てのない会社の姿勢と工事に対する強い意気込みを感じさせられます。

実際のところ今回のような狭小の物件の建築工事はかなり難易度が高く、総合力のない施工会社には任せられません。W建設の現場担当に決まったT氏は当方の事務所の仕事は初めてなのですが重量級の体らしからぬ機敏な行動力で、近隣挨拶から地鎮祭の準備、基礎の施工図など前向きにそして確実に対応してくれて大変たすかります。こちらも負けずに頑張りますぞ!!!

工事は設計者と現場担当者との信頼関係とコンビネーションが命です。当方の担当WともどもT氏と力をあわせて、無事竣工目指して前向きに楽しく、時には厳しく現場監理を進めていくよう心掛けたいとおもっています。

予定では9月竣工です。乞うご期待ですね!






by hosoya_isao | 2006-04-21 13:11 | Comments(0)

耐震偽装


また今朝の朝日新聞の一面に浅沼建築士の構造設計による札幌のマンションの耐震偽装の記事がでていました。

昨年暮れの姉歯建築士の偽装に端を発した一連の耐震偽装問題は、同じとは言いたくないのですが世間的には同じととらえられる建築設計業界にいるものにとって大変悲しく、空しく、そして強い憤りをかんじます。

建築をつくることは決して一人の力では成立しえません。多くの人の力の結集によりはじめて成立するものなのです。ところがそのなかにたった一人、倫理観、道徳観に欠けた人間がいることによりおおきな社会問題を引き起こしてしまったわけです。

その責任の所在は追って判明することとおもいますが、まずはその被害者の方々が一日も早く安心して住える住居にはいれるように関係機関のスムースな対応が望まれます。

ほんとうに今回の耐震偽装事件はぼくたちの設計の世界とはまったく別の世界の話で、それらの行為は理解に苦しみます。

ぼくたちはひとつひとつの建物を、あえて言わせていただければ自分の作品、もしくは分身とおもい気持ちを込めて作っています。

構造はもちろん、デザイン、ディテール、設備、仕様など緻密に詳細に検討し設計に反映し、現場は構造事務所ともども、自ら工事完成まで監理をしてすすめています。

そして自分たちで設計した建物に愛着をいだきつつ、よりよい建物をつくりクライアントに喜んでいただく、そして自分達もその達成感を味わえる仕事を第一に考え日々設計に励んでいるのです。

手を抜くどころか、限られた諸条件のなかでいかに密度を上げるかということにエネルギーをさいているわけです。

しかし世の中のほとんどの人に、建築設計でもいろいろな建築設計の世界があるということを知られていないことがもどかしい限りです。


by hosoya_isao | 2006-04-19 19:47 | Comments(0)

近隣挨拶


先月末、施工会社がやっとのことで決まりいよいよ豊島区大塚のI HOUSEの工事が具体的に動き出します。

きのうは着工に先立ち、クライアント夫妻、W建設のTさん、そして当方の担当者Wと一緒に近隣の方々にご挨拶と工事の概要説明にいってきました。

場所は大塚駅前の商店街の一角で、その敷地は間口2.4メートルの路地状敷地(旗竿状)で15坪の狭さという超過激な土地です。しかもその路地状部分をぬくとほぼ5メートル角の敷地しか残りません。

これからその土地に3階建て鉄筋コンクリート住宅の工事をすすめるのですが、このような狭小な条件のばあいは特に近隣の方々の工事に対するご理解がないと工事がなりたちません。そこで近隣の方々に十分工事概要を説明し、ご理解を得ることがまず大切なことなのです。きょうは10数軒まわらせていただきましたが、幸い皆様にご理解いただけてホッといたしました。

一般的に建物がない更地の状況では土地は狭く感じるのですが、この土地は本当に狭いのです。クライアントに改めて『せまいですねー。』というと、クライアントも『ほんと、せまいですねー』と笑顔でこたえてくれ、その笑顔からこれから始まる小さな住宅への大きな期待を感じました。期待にこたえねば!

またこの大変な工事を引き受けてくれたW建設に感謝です。

完成までにはまだまだたくさんの紆余曲折があると思いますが、みんなで力をあわせて頑張りたいとおもいます!




by hosoya_isao | 2006-04-18 09:12 | Comments(0)