2008年 02月 10日
平面図、矩計図はぼく?!
昨日の午後から降っていた雪は夜中にはやんだようで、今朝はいつもの時間に目が覚めると裏の道でスコップでの雪かきの音。
この雪かき、いつも悩んでしまいます。
我が家は東側に国道と北側に市道に面した角地。
我が家の人とクルマの出入りは国道側からなので北側の市道はつかいません。
しかし、その市道を利用する住宅が10件ほどあり、この道が凍りついてしまうとみなさんが不自由してしまうのです。
もちろん、我が家の前の国道の歩道の除雪はやるのですが、、、やっぱり北側の市道の除雪も早起きして、やらなければいけないのでしょうか、、、心の小さい自分です。反省!
きょうは日曜日ですが、きのう今日と事務所で仕事でした。
このところ、いろいろな用事で集中して考える、まとまった時間が取れませんでした。
設計を進めていく上で、時間をかけて集中してやらなければならない作業があります。
エスキース、平面詳細図、矩計図です。建物の根幹をなすもの。
これは絶対自分ですすめたい、考えたいものです。
この初期の段階から原寸納まりのイメージをしながらスケッチしながら書くやりかたは、修行時代から叩き込まれた手法。
これからも、手書きで味のある図面、下手な文字?で続けていきたいとおもいます(笑)。
夕方、雪もほぼ融けたようなので、ジョギングに出掛けました。
きょうは、願い事の願掛けに所沢中富の神明社まで7キロ。
このところ来週に東京マラソンが迫っているためか、FM放送Jウエーブではマラソンネタが多いように感じます。
ぼくも申し込んだ1人ですが、惜しくも抽選に外れてしまいました。
都民優先だったのでしょうか、、、。
抽選に当たって走るひとのブログをたまに拝見しているのですが、いまが最後の調整時期、不安と期待が交錯している心境がジンジン伝わってきます。
それらを読ませていただくと「そこまではムリッス!抽選に外れて正解だったな~?!」と思ってしまう自分がいます。
そして「これならいける!次回もエントリーするぞ~!」という自分もいます。
さ~て、来年の今頃はどうなっていることやら、、、楽しみです。
2008年 02月 09日
母を思い出す場所
昨日は12時から社会福祉法人S会の理事会があり出席してきました。
S会は特別養護老人ホームなどを運営しています。
ここには年に4~5回、会議のためにお邪魔するのですが、じつはぼくの母も4年前に亡くなるまでの3年間お世話になっていた施設でもあるのです。
玄関から中庭を回って東から3番目の部屋にいくと、いまでも母に会えそうな気持ちにさせられてしまいます。
この3月で4年になるのか~。
4年前の今頃は、週に2~3日は面会に来てたなあ~。
どんなに仕事がつまっていても母に会いに行っていました。その時間だけ夜残業すればいい~とおもって。
週末は必ず車椅子をクルマに積んでしょっちゅう外へ連れ出していました。
スーパーに買い物にいったり、墓参りにいったり、そば屋さんに行ったり、もちろん自宅にも帰ってきていました。
1度はぼくの設計した建物のオープンハウスにも連れ出してしまいました。
とても嬉しそうだった~。
ほんの少しは歩くことができたので、そんなときはいつもぼくが前に立って両手をつないで歩いていたっけ。
ここにいくと、母の思い出ばかりがよみがえってきてしまいます。
きのうの理事会は12時からということで、施設で出されている昼食とおなじメニューの昼食をご馳走になりました。
白身魚に肉となすの炒め物、そして野菜の煮物。
ご飯のボリュームが少なめでしたが、とてもおいしくいただきました。
いつもこういうメニューだったら健康的でカラダにいいのでしょうね、、、と思いながら自分の日常は、、、?。
議題は監査報告と補正予算の件、そして創立15周年記念事業についてでした。
開所してもう15年がたつんですね。
今回の記念事業はロッキード事件のときに検事として活躍された堀田力氏の講演会です。
氏は現在、さわやか福祉財団の理事長をされていて福祉活動に熱心に取り組んでおられるかたなのです。
日程をみたら3月23日午後から、こりゃ熊谷さくらマラソンとバティングだっ~?!
レース走り終えたら、すっ飛ばしてもどってきま~す!
2008年 02月 08日
ごだわり仕事
きょうは先週の土曜日にオープンハウスを行ったO HOUSEの事務所検査にいってきました。
オープンハウスの段階では、バスコートのウッドデッキ材の階段とアプローチ部分の階段が完成していなかったのですが、きょうはそれらが完成していました。
そのバスコートの階段を見てビックリ!
たしかに、階段下を下足入れなどに使えるように「段板をはずせるように」との指示は現場でしたのですが、いって見ると、実際の階段は2段の階段が上下に観音開きに開閉できるようになっているのです。
おまけに開けっ放しにできるようにストッパーまで用意されていました。
しかも、一体だと重すぎるので使い勝手を考えてくれて、それぞれが3分割されています。
まだあります。
スキップフロアの個室に上がる階段はランバーコアで円弧状のササラでデザインしたのですが、足元の納まりと見映えを考えてくれて下端が微妙な円弧をえがいているのです。
またササラのランバーコアの小口も入念に丸めんが取られていました。
設計者としては、「予算も、工期も厳しかった現場なのに、そこまでしてくれるの~」という気持ち。
これらはK社の現場担当Kさん、そして大工のMさんたちの「自分の納得いく仕事をする」「より良いものを造り上げる」というこだわりの仕事を見せつけらた気がしました。
そして、そういう素晴らしい人たちと共に家造りの仕事ができた喜びを感じたのです。
帰り際、入り口のガラス戸に2枚メモが貼ってあるのに気づきました。
見るとクライアントOさんからのメモ。
Oさんからのダメ工事リストかな~と見たら、Oさんから現場の方々へのお礼のメッセージでした。
なかなかひとりひとりの職人さんへのお礼がいえないので、取り急ぎメモで伝えたかったようです。
家作りに関わってくれた人たちへのOさんの深い感謝の気持ちが綴られていました。
いろいろな苦労はありましたが、みんなの力で、みんなが気持ちよく家の完成を迎えられること。
これを体験してしまうと、またつぎも喜んで苦労してしまうんでしょうね(笑)、、、この無上の喜びをもとめてね!。
2008年 02月 07日
真近の富士山はデカッ!
夕べの雪は思ったよりも降ったようで、今朝は真っ白な雪のなかのジョギングとなりました。
雲は薄くなり朝日も差し込んできて、天気は回復してきそう。
西の方を見ると雲の切れ間から、きょうこれから向かう富士山がかすかに望めました。
さっさとシャワーをあびて、朝食を済ませて、8時半すぎにY君を駅でピックアップして、河口湖に計画している別荘の事前相談のために富士吉田へ向かいました。
三芳PAのスマートインターから関越自動車道で北上し、鶴ヶ島ジャンクションから圏央道で中央自動車道へ。
この圏央道が開通してからは中央道の利用が大変便利になりました。
ふじみ野から40分あまりで中央道へ合流。
まずは大月で高速を降りて富士、東部建設事務所へ事前相談です。
確認申請の書類と図面はほぼ完成していて、それらに不備がないか事前にチェックしてもらうのです。
役所の担当の方はとても丁寧に対応してくれて、いくつかの修正、加筆を指示してもらいました。
つづいてまた中央道にもどり河口湖インターへ。
クルマを走らせていると真っ白な富士山がどんどん近づいてきます。
昨秋の建築見学旅行の折に見た赤黒い富士山とはまったく違う表情、Y君とぼくは走行中の車内から携帯カメラでパチッ!と記念撮影。
途中のオービスをみて、「速度オーバーのうえ、携帯カメラ使用中の写真を撮られたらどうなるんでしょ?」なんて話しながら、、、。
インターを降りて、鳴沢村役場へ。
インターを出ると国道ななんとか除雪されていましたが、路肩や右折レーンには雪がたくさん積もっています。
鳴沢村役場はこじんまりとした素朴な建物、職員の方々も素朴で?暖かい対応をしてくださいました。
帰りがけに敷地を見に行こうと、向かったのですが、国道から少し入っただけで雪が積もってしまっているのです。
超高速、超長距離運転には自信のあるのですが、雪道運転にはからっきし自信のないぼく。
持参したイエティスノーネットも心もとないので、きょうはそのまま帰途につくことにしました。
2008年 02月 06日
「患者を生きて」を読んで
朝日新聞の家庭欄の「患者を生きる」というコーナーがあります。
うつ、脳卒中、糖尿病などの患者さんの闘病の姿が書かれている欄ですが、このところは、がんと闘っている患者さんの話が続いていて、毎朝ついつい読んでしまいます。
昨日、今日は44歳の主婦が体調不良で大学病院で子宮の診察を受けたら、大腸にもがんが見つかり、両方の手術を受け、現在も闘病生活を続けているという記事。
中学生と小学生の3人の子供さんがいるとのこと、普段は気丈に振舞っているのですが、ひとりになると涙がとまらないと、、、。
日々、症状や痛みを日記に書き、余白には退院したら子供に作ってやりたい料理のレシピを書きとめているとのことです。
そして「この子たちが成人した時、私は横にいられないのかしら」「生きたい」と、、、。
ぼくも同じ年齢のときに歩行困難になりほぼ寝たきり状態になってしまいました。
検査の結果、脊髄腫瘍という病気であることがわかったのです。
いくつかの病院で検査をし、結局この手術実績の多い大学病院で手術を受けた経験があります。
背骨の中の腫瘍は開けて見なければわからず、背骨(胸椎)を2個とって神経の鞘に出来た腫瘍を摘出しました。
幸い、手術は神経を傷つけることはなく、腫瘍も良性だったので多少の皮膚感覚の麻痺は残ったものの今にいたっています。
手術を受ける前には、このひとと同じことを考え、同じようなことをしていたのを思い出してしまいました。
なんとかこの方もいい方向に向かってほしいものです。
そしていまも病と闘っている方がいるということ、生きたいと切に願って1日1日を過ごしている人がいることを思い知らされたのです。
時間に追われて、なんとなく1日を終えてしまっている自分は、1日1日をありがたく生きること、健康に感謝することを改めて感じたのです。
きょうの午後はP.I.Hの定例打ち合わせ。
店舗外壁の11.5メートルの折板が無事に取り付いていて安心しました。
工期もあと1ヶ月余り、こちらも1日1日を大切にいきたいものですね。